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January 18, 2005

よく行く博物館・美術館 1

私の勤務する会社があるのは日本橋で、最寄り駅は銀座線・半蔵門線の「三越前」。この立地は、銀座へも上野へも10分掛からずに行けますから、博物館・美術館を見るには意外と便利です。デザインや美しい物を見たり、展示方法を研究するのが仕事みたいな物ですから、時間が空くと出掛けるようにしています。普段よく行く場所を少しずつ紹介してみようと思います。

まず博物館のメッカ、上野はやはり質量ともに充実していて見応えがあります。一度に見られるのはせいぜい二館ですから、展示替え毎に行くと上野が顔なじみになります。銀座線の「上野」で降りて、ガード下の立ち食い蕎麦で腹ごしらえしてから坂道を登って上野公園に入ります。
第一のグループでは、まず東京国立博物館。最近リニューアルした本館の美術・博物の展示は常設ですが見物です。平成館では企画展、東洋館では東洋美術品を見せてくれますし、その他に法隆寺宝物館や庭園などがあり、さすがに国立博物館というだけあります。訪れる人は少ないようですが、すぐ側にある黒田清輝記念館はこぢんまりとしていますが、黒田作品だけをゆっくりと見ることが出来ます。その奥にある国際子ども図書館は雑誌の蔵書量もさることながら、未完であった国立図書館を流用しているため、建物その物が歴史であり、かつての知識の殿堂を偲ぶことが出来ます。
第二のグループは、国立科学博物館国立西洋美術館。前者は最近リニューアルしたところで、展示も迫力あるものになっていますから、全館オープンすると素晴らしい博物館になるでしょう。後者は西洋美術の殿堂で様々な企画展を見せてくれますが、私はむしろ常設展の見学をお勧めします。松方コレクションを元に蒐集された作品が素晴らしいし、人も少ないのでゆったりと見ることが出来ます。
第三のグループは、東京藝術大学大学美術館旧東京音楽学校奏楽堂。前者は、企画展とともに現役の作品も展示され、学内でくつろぐ学生さんとも接することが出来ます。後者は、かつての日本の音楽教育の殿堂であり、写真・直筆の楽譜や資料を見ることが出来、奏楽堂でのコンサートは雰囲気が良い物です。私の好きな團伊久磨さんの若き姿を見ると、頑張らねば、と心が奮い立ちます。
その他に、企画展だけを行う東京都美術館や下町風俗資料館、上野動物園など様々な施設があり、駅周辺の繁華街も含めて、知的好奇心を刺激してくれる街です。

次によく行くのが銀座方面。「京橋」で降りてすぐがNational Film Center。映画の歴史・映写機はもちろんのこと、滅多に見られない古い映画もビデオで見ることが出来ますし、ホールでは映画会も行われています。そこから、東京フォーラム方面へ歩くと相田みつを美術館があります。彼の書をゆっくりと見て行くと、なるほどなあ、そうだそうだと頷くことが多々あります。書いてある内容も勿論ですが、やはり形としての書に力があり、ついつい引き込まれてしまいます。東京フォーラムから皇居側に少し行ったところにあるのが出光美術館。出光佐三さんの蒐集品である陶磁器や襖絵が素晴らしく、企画展もよく考えられた物を見せてくれますが、中の佇まいや皇居を見晴らす景色も良いところです。優れた人が金を使うと良い物が出来る見本ですね。

「銀座」で降りて少し歩くと、デザイン関連で見逃せないのがギンザ・グラフィック・ギャラリー。大日本印刷が、代表的なデザイナーの企画展を無料で見せてくれます。私は展示替え毎に通って、自分の感性を磨くようにしています。が、本当に分かるようになったのかどうか。「日本橋」方面に戻ってきて、見逃せないのが、ブリヂストン美術館INAX GALLERY。前者は、展示品をガラス越しではなく見られるし、常設展も企画展もあまり混むことなくじっくり味わえます。広さも適当で落ち着いた雰囲気の良い場所だと思います。後者は、こぢんまりとテーマを絞った展示を見せてくれます。

「日本橋」で東西線に乗り換え「竹橋」で降りると、東京国立近代美術館東京国立近代美術館工芸館があります。どちらも内容豊富で雰囲気も良く、桜の季節にはお堀端を歩くのが楽しみです。車さえもう少し少なくなってくれれば言うこと有りません。
近辺には国立公文書館科学技術館もあり、人も少ないのでその方面に興味がある人には魅力的でしょう。天皇の直筆や内閣の花押など、公文書館で初めて見ました。

半蔵門線に乗ると、10分も掛からず行くことが出来るのが、江戸東京博物館深川江戸資料館。前者は常設展企画展ともに楽しみにして行ってます。テーマを江戸東京に絞っている常設展も、幅広いテーマの企画展も見応えがあります。博物館は常にリニューアルしていくのが楽しい、ということがよく分かります。後者はもっと地域に密着して庶民の生活を見せてくれますから、これはこれで楽しいものです。
近くには、この他にも中川船番所資料館や東京都現代美術館、その他の名所旧跡があり、池波正太郎ファンである私には興味の尽きない地域です。

今回は、よく行く所を紹介しましたが、これまで訪ねた場所はHPに掲載していますのでそちらをご覧になって下さい。
「おすすめブックマーク」
「ぐるっとパス活用記録」
「ぐるっとパス2004活用記録」
「こういう博物館だったら良いな その一」

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Comments

コメントありがとうございます。モノを見るというのはその中にある歴史や美を見ることですが、若い頃の私は今よりも時間が一杯有ったのに、それを疎かにしていてあまり足を運びませんでした。
国際子ども図書館は、受付に頼むと建物の案内をしてくれると言ってましたよ。最初は、ボーイズライフという昔の雑誌が全巻有ると聞いて出掛けたのですが、建物に圧倒されました。

Posted by: 高坂洋 | January 19, 2005 at 10:06 AM

美しいもの、力のこもったものを見るというのは人を元気付けたり、心を洗ったりする効果があるのだなぁと感じることがあります。
これらすべてを見て回るのはとても時間が掛かりそうですが、私が勤める事務所は有楽町にあるので、いつか機会を見つけて見てみたいと思いました。

国際子ども図書館!これははじめて(なんとなくニュースで聞いたような記憶もあるのですが)だと思います。
是非一度訪問してみたいです。

Posted by: momo | January 19, 2005 at 12:45 AM

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